肝硬変・母の闘病記録

肝硬変末期の記録です。

7月5日(木) 点滴出来ず。

今日は代休を取って病院へ。

 

母は入院前の状態に戻っていた・・。

 

手をひっきりなしに動かす。

 

寝転んでずっと手を上げたり下げたり、足がぴくぴくしたり。

 

父「点滴が出来なくなったって。血管がしぼんで針が刺せないそうだ」

 

私「えっ??」

 

父「このままの状態で、きつい薬に変えて様子を見るって」

 

アンモニアのせいでこんな状態に・・。

そしてそれを抑制出来なくなってきている。

 

3人で話している時は話の内容もしっかりしてた。

 

父が先に帰り、しばらく話相手をしているうちにどんどん話が合わなくなってきた。

 

完全に肝性脳症だ・・。

 

母「今日はどこに送ってくれるの?ここにはおれんでしょう」

 

私「今日はここに泊まるんだよ。家には帰れんでしょう」

 

こんな会話を何度も繰り返す。

 

母「何にもしてくれんのにこんな所にはおれん」(病院に対して文句まで言う)

 

身体が楽にならないことでいらいらしている。

 

今の母は

テレビもラジオもお花も雑誌も美味しいおやつも必要なくなってしまった。

 

今までの入院では、何を持って行こうって考えることが出来たのに。

 

話がかみ合わなくなっても、合間に娘に詫びる。

 

母「こんなに世話かけて・・。悪いな」

 

父には強気なのにね~(笑)娘には気を遣う。

 

 

帰宅後、父に電話。

 

先生との会話を詳しく教えてもらう。

 

2週間ほどで一度退院の予定。次入院する時は本当に危ない時だと覚悟してください、とのこと。

 

退院出来るの? でも終末治療だから仕方がないのかな・・。

 

緩和ケアの病院とかないのかな。

 

退院後の介護も少し考えないといけない。