肝硬変・母の闘病記録

肝硬変末期の記録です。

*入院前のこと。

母が亡くなって一週間が立つ。

 

最後の入院(7月1日~)から、何か記録に残したい!と始めたブログ。

 

今年に入ってからの流れを思い出してみた。

 

毎年、年末に体調を崩すことが多く、

今思うと、忙しい年末は無理して家事をしていたから・・だと思う。

これが男の人だったらしっかり静養出来たと思う。

 

無理して動く→免疫力が落ちる→風邪をひく

この繰り返しだったと思う。

 

もともと家事は自分のペースでやりたがったので、

あまり手伝いにも行かず・・。

実際断られる。

動かないと筋力が落ちるから、どっちがよかったのか、

後悔のひとつ。

(最近の肝臓の本には、筋力低下を防ぐために適度な運動、と表記あり)

 

毎日、家事が一息つくと夕方まで休息。

お昼過ぎは立ち寄らないようにしていた。

 

ここ何年かのお正月の集まりは

母の体調不良のため、無しになることが多かった。

今年は久々に、妹家族(夫婦+孫2人)うち(夫婦)父、母と集まって

皆でうなぎを食べに。

今年は集まれてよい思い出が出来て良かった。

 

妹家族の近況報告や、うちの話、(空き巣に入られたこと!とか)

大きくなった甥っ子たちとの楽しい時間でした。

(姪っ子1人は仕事のため不参加)

 

よい年明けが出来たものの・・これが母との最後の外食になろうとは。

 

1月26日(土)

夜、11時過ぎにお風呂に入った母。

(いつもより遅めの入浴)

なかなか出てこないので、

父が様子を見に行くと・・

湯舟の中で意識を失った母が。

顔は出ていたと思う。

手を離すとそのまま沈んでいくので、

お風呂の湯を半分抜き、救急車を呼んだ父。

小柄な母だけど、意識が無い状態で、深めの浴槽だったので、

引っ張り上げられなかったみたい。

 

この時は救急搬送された病院の点滴で回復。(県外の市民病院)

お風呂は体力を消耗するそうで、

この時は随分、体力・免疫力が落ちていたと思われる。

後から読んだ記事などで、

肝臓が悪い方はお風呂に注意するよう記載あり。

その後、必ず父と入浴することになった。

深めの浴槽から出にくくなったことも理由のひとつ。

(足がだるくて上がらない)

 

もしかしたら、この時逝ってしまった可能性もあったと思うとぞっとする。

しかも、たまたま早く就寝した私たち・・。

携帯電話はリビングにあったので、朝起きてから着信を見てびっくりした。

 

次は、

2月8日(金)骨折のため入院。

 肝硬変は関係なく、転んだだけで骨折。

3月7日(木)退院。

 

この治療中にお世話になった病院で、肝硬変の相談もする。

 

→退院後も様子をみながら家事をするつもりでいた。

骨折は動いた方が直りがよくなるが、肝臓の為に安静に。

動ける日が少なくなってきた。

少しづつ、腹水がたまり始める。

 

4月に入り、腹水が酷くますます動けなくなる。

 

4月16日(火)腹水を抜くために入院。

一度抜いた腹水をろ過して必要な栄養を戻す処置。

すごく時間がかかっていた。

 

 この頃から、いろいろ検索するうちに、

夏まで持たないのではないか、とよぎり始める。

妹にも伝える。

 

入院する前、実家でお寿司を食べた。

ひそかに最後になるかも、と思いながら。

実際は2週間ほどで順調に退院出来、杞憂に終わる。

 

5月、6月は穏やかに過ぎたように思う。

毎週土曜日のお昼ご飯は私が持参するか作った。

→今、この期間の出来事があまり思い出せない。

早く記録をすればよかったな・・。

 

6月最後の土日は、私が実家に泊まる。

→父が旅行(母も安定しているし、息抜きも兼ねて)

妹が日曜に来れなくなったのが少し残念。

 

普段父が作らないような食事を作ってみた。

喜んで食べてくれた。

良い思い出になった・・と思う。

 

母のご飯、ワンコの散歩、合間に台所の片付け。

そういえば、取り寄せした梅が届いたので、

実家に持って行って漬けた!!

思い出した。杉田梅。

趣味の梅干しも今年は中途半端に終わっている。

 

この翌週、振戦が酷くなり、入院した。

 

今年に入って、お世話に通うようになり、

母はみやぞんさんが好きだと初めて知った。

あの笑顔、確かに癒される。

 

いろいろ思いつくまま書いた今年の入院前の記録です。

 

去年までは、ちょくちょく外食もしたし、モーニングにも行ったりした。

身体がだるいせいで、歩くのが異常に遅かった。

70歳半ばとは思えない。

80歳後半ぐらいにみえる程、動きがスローだった。

病気だから仕方が無かったんだよね。

肝臓が機能していなかったから血液が送られず、相当しんどかったはず。

もっといたわってあげていれば・・。

 

これを読んで下さっている方は、

肝臓の病気を患ってみえる方かもしれない。

私と同じように家族の立場かもしれない。

ただ、目に留めて下さっただけかもしれない。

 

自分が情報を探した時に

当事者の家族の方の記録に救われた。

腹水の期間、昏睡からどれくらい、など。

少しづつ、覚悟が出来た。

 

私は直前まで、のほほん、と過ごしてしまって、

後悔が多く、ああすればよかった、と落ち込むことばかり。

きっとこの後悔はまだまだ続くと思う。