肝硬変・母の闘病記録

肝硬変末期の記録です。

7月6日(金)肝性脳症悪化

会社を出た後、父からメッセージ。

実家に立ち寄って欲しいとのこと。

 

そのまま病院に行きたかったけど・・

あんまりいい予感がしない。

 

父が夕方病院に行くと、

母が怒りだし、不満をぶつけてきたそうだ。

 

母「なんでこんな所に連れてきた!薬買ってきてくれたらそれで治ったわ」

 

母「うちに帰ったら仕返ししてやる」

 

父が何を言っても不満しか口に出さず、これ以上興奮させられないから帰ってきたと。

 

父「勝手にトイレに行くと転んで危ないから、ナースステーションで見てくれている。

  看護婦さんからオムツを持ってきてほしい、って言われた」

 

 

 

オムツと母の好きな果物を用意して病院へ。

 

ナースステーションには看護師さんに介助されながら

夕飯を食べる母が居た。

 

すごく楽しそうに。美味しそうに食べていた。

 

隣に座って見守る。

 

子供のように喜んで食べている母を見て、少し泣けてきた。

 

まだ先は長い!泣いてはいけないと思いつつ・・。

やっぱりショックよね。目の当たりにするとつらい。

 

食事が終わり、二人だけで話していると、父への不満しか話さなくなった。

 

何を言ってもダメ。

 

酷い人、あんな人とは思わんかった。

私に対して酷い扱いをする・・。

自宅に帰ったら私の部屋が無くなっていた・・。

 

幻覚と過去の鬱憤が湧き出てくる。

 

完全にボケ始めている。

 

 

寂しいけど、肝性脳症だから、と自分に言い聞かせ、

適当に話を合わせる。

 

 

今日もこれから様子を見に行ってきます。

 

父への悪口が収まっているといいんだけど。

 

 

それにしても雨が酷い。